林檎公記

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戦国無双5のメインストーリーを終えたので感想

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戦国無双4」の発売から7年、ついに発売したシリーズ最新作「戦国無双5」。小学校の頃からずっとやってきたファンとしてめちゃくちゃ楽しみにしていた作品でした。とりあえず、メインストーリーを終えたので個人的感想を綴ります。

ネタバレ注意です。

・アクション面について

いつもの無双でした。特に大きな変更点は無く、普段通りの感覚でプレイできました。また今作では「閃技」というものが追加されて、出てくる兵科によって有利な技があったりしてアクション面にも戦略的な要素ができてより進化した感じがしました。ただ、結局のところ火力と範囲に優れる技使っときゃ何とかなるので有利かどうかはあってないようなもんでした。

残念なとことしてはキャラのモーションがコンパチ化してしまったこと。武器が固定ではなく持ち替え可能になり、武将別にモーションが変わらなくなってしまったので、新しい武将が解放されても新鮮味がなかったです。また、武将別に得意武器が設定されていて、それを装備するとチャージ攻撃が1部変更されて強化されます。それがあるせいで、わざわざ変更する必要ないなぁって思いました。相方作品の「真・三國無双」でも同じくシリーズ5作目でコンパチ化しましたが、武器を2つ持つことができて戦闘中に切り替えができましたが、今作はそれがないので余計に切り替え機能が要らなかった気がします。

これもあってないようなものでした。

・キャラクター面について

今作ではキャラクターが大幅に変更されました。というのも、主人公を「織田信長」と「明智光秀」の2人にした為に、

前作で人気があろうが時代背景にそぐわない武将は全てリストラされました。

今までの戦国無双は「桶狭間大坂の陣」を描いていたのに対して、5は「信長序章〜山崎の戦い」までになっているのでこれに関係ない武将はリストラされてしまいました。

これは結構発売決定当初から批判されていた要素でした。また、

生き残った武将も声優変更されたり性格変更されたりしました。

まぁこれはいい感じのキャラもいれば、「?」ってキャラもいました。

僕個人的には尊敬して止まない伊達政宗が参戦してないのが非常に残念でした。

あとは戦国最強と呼ばれゲーム内でも強キャラだった本多忠勝がそこら辺に居そうな猪武者みたいになってしまったのが残念。大塚明夫ボイスのくっそかっこいい忠勝を返してくれ。

あとは割と参戦武将が謎。参戦できる基準がマジで謎です。

キャラ面に関して本当にいらん事してくれたんですが、それはストーリー面について綴ります。

ただ、今作ではショタキャラ化されて遊ばれてしまった竹中半兵衛が大人びたりしてよかった面もありました(最初からこうしろ)。f:id:victory2345:20210704221706j:image

個人的には今作の上杉謙信がかなり好きです。熱血漢な感じがたまらん。あとは瀬名姫だったりそれなりにいますね。

・ストーリー面について

キャラ面でも綴ったように今作は信長と光秀視点でストーリーが進みました。その為に今まで触れてこられなかった2人の生涯について触れていた面が多くあってよかったです。まぁ途中までは。

ここからは残念、というか最悪な点。キャラ優遇しすぎなストーリーでした。信長と光秀が優遇されるならいいんですが、以下の2人がストーリー中かなり優遇されていて気になってしょうがなかったです。f:id:victory2345:20210704222637p:image

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その2人が「みつき」と「百地三太夫」の2人。ストーリー中何かあれば必ずこの2人がピックアップされていました。

百地は合戦があれば必ず参加して色々な作戦を成功させたり、ストーリーの後半では信長を見限るのですが、その様子が事細かに書かれていました。また、今作には信長と光秀の2人に青年期と壮年期で姿を変えられるのですが、主人公でもないたかが忍の百地にも「鎧展開状態」とかいう訳分からん衣装まで追加されて、その鎧展開状態になるムービーまである始末。

挙句には信長と光秀との決着をつける戦いである「本能寺の変」に乱入し、そこで上記のムービーを見せられるという…

流石にツダケンを使ってるとはいえ優遇しすぎて冷めました…

みつきに関しては見るだけでアレルギー反応が出そうなくらい嫌いになってしまいました。設定が盛られていて、信長の弟、信行の子供であるのが後半に判明するんですが、こいつは別に史実には登場しない人物なんですよね。

何故か信長のことを「親父」って呼んでたのですが、これが判明しても何故か呼び方を変えなかったですね。なんでだろ。百地と同じように信行の娘であると判明するイベントがわざわざ作られていました。

更にはストーリー中盤にて信長の正室である濃姫が亡くなってしまうのですが、入れ替わるようにピックアップされていて虫酸が走りました。

まぁ今作のオリジナルキャラであり、前作にも「くのいち」という真田幸村の元にいたオリジナルキャラはいたんですが、ここまでストーリーに食い込むようなキャラではなかったです。

またこのみつきも「本能寺の変」に乱入するんですが、戦いが終わってすぐのムービーにも何故かいて、負けを認め火に包まれる本能寺に入っていく信長の背中を見て

「親父ぃぃぃぃ!!!!」

って叫んだんですよね。思わず「はぁ?」って言ってしまいましたよね。

信長と光秀の最後の戦いである本能寺の変、たかが忍の2人によってぐちゃぐちゃにされてしまって締まりが悪すぎて、まぁぁぁ最悪でした。

こんなに無双のストーリーで気分悪くなるのは初めてです。

・システム面について

前作で不便だなぁって感じてた武器強化の面がよりやりやすくなっていてよかったです。

施設を強化しないとキャラのレベルの上限が解放されないのがめんどくさいなぁって思いましたね。今までなかったのに急に施設を強化するための資材集め周回することになるとは思わなかった。

あとはいちいちロードが長ぇ。もっと早くして欲しかったです。

・終わりに

7年振りのシリーズ最新作でしたが個人的総評としては「佳作」止まりな作品でした。4越えは無理ですが、3は軽々越えました。というか、三國無双もそうでしたが、「5」になると大幅に変更しないと気がすまねぇのかなぁ?って思いました。結局「真・三國無双5」もキャラリストラや色々変更したら結局とんでもねぇ作品になってしまったという前例がありながらよく挑戦したなぁと。

いつもの無双で楽しいは楽しいですが、ストーリーがよりによって本能寺の変でめちゃくちゃにされてしまうなんて悲しい、悲しいすぎます。

ただ、初めて無双をやるならいい作品だとは思います。4までの記憶がないんで、すんなりと世界観に浸れると思います。でも4やった方が楽しいと思います。

今後の展開はどうなるかわからんですが、1ファンとして見守っていこうと思います。